夏季強化遠征8日目です。遠征3戦目となる釜石シーウェイブスとの試合は、北海道でも真夏日が観測されるとても熱い気温の中、HEATボールでキックオフとなりました。
前半は両チームともここぞという所でイージーミスが目立ち、なかなか得点につながりません。先に均衡を破ったのはHEAT、ハーフウェイライン付近で中村選手の果敢なタックルから相手を止め、鎌田（祐）選手がターンオーバー、ボールがギア選手に渡ると抜群の個人技でディフェンス5人をごぼう抜き、TRYを奪います。
竹丸選手が難しい角度からのゴールキックも決め、7-0と先制します。
勢いに乗ったHEATは前半終了間際に、古屋選手が前をよく見て一気にラインブレイク、フォローについたレメキ選手がTRY、古屋選手のゴールキックも決まり、前半を14-0とリードして折り返します。
後半に入ってもHEATの勢いは止まりません。後半8分、敵陣22mライン付近のスクラムをFWがターンオーバーし、すぐBKへ展開し最後は鎌田（哲）選手がうまく相手をかわしてTRYを奪い19-0とします。
波に乗ったHEATは後半11分、スクラムからBKへ展開し安岡選手がラインブレイク、ラックからすばやく後藤選手がサイドを突きTRYを奪います。古屋選手のゴールキックも決まり26-0とリードを更に拡げます。
これで完全に流れを掴んだHEATの勢いは止まりません。後半14分にはFW/BK一体となった攻撃でフェイズを重ね、またもや後藤選手が本日2本目のTRY、後半19分にも田中選手がTRYを奪い、ゴールキックも古屋選手が2本とも落ち着いて決めて40-0とリードを拡げます。
このままHEATペースで進むかと思いましたが、後半22分にフェイズを重ねられTRYを奪われると、このあたりから疲労からか、足が徐々に止まり出し、後半24分にはBKへ展開したボールをインターセプトされTRYを奪われます。ここから試合は急に釜石ペース、裏のスペースにボールを運ばれ、スピードのある外国人選手に2TRYを奪われてしまいます。
このままでは終われないHEATも、後半残り時間相手ゴールライン付近まで攻め込みますが、ここぞという所で手痛い反則を犯しノーサイド。最終スコア40-26で前半のリードを守り、強化遠征3戦目も勝利する事が出来ましたが、課題が多く出た試合でした。

いよいよ明日は夏季強化遠征の最終戦です。
ここまで夏季強化遠征3連勝中、勝ちながら課題を修正出来る事はチームにとって本当にプラスとなっています。更にチームとして成長出来る様、日々精進して行きますので、引き続きHonda HEATへの熱い応援を宜しくお願い致します。