夏季強化遠征9日目です。遠征最終戦となる三菱重工相模原ダイナボアーズとの試合です。 昨シーズンのトップチャレンジでも激戦を繰り広げ、今シーズンも勝ち上がれば必ずや対戦する事になるチームという事で、トップリーグ昇格を目指すHEATにとって絶対に負けられない相手である。

試合は、HEATボールでのキックオフでスタート。
開始早々、気合十分のHEATがすばらしい集中力でチャンスをつくります。 前半2分、ゴール前ラインアウトのチャンスをFW8人が完璧なモールを組み、最後は川添選手が押さえTRYを奪います。古屋選手のゴールキックも決まり7-0と先制します。
次のキックオフでは、相手にフェイズを重ねられ、約10分間攻め続けられますが、HEATも決死のディフェンスで凌ぎます。しかし前半13分、FW選手が1名シンビンで10分間の退場となってしまいます。14人となってしまったHEATは、相手の猛攻を受けますが、ここでビッグプレーが飛び出します。自陣ゴール前まで攻め込まれた場面で、キム選手が起死回生のターンオーバー、中田（裕）選手に繋ぎ、ここから一気にカウンターアタックを仕掛けビッグゲインし、レメキ選手にパスが繋がり、最後はヒュー選手がフォローし、TRYを奪います。古屋選手のゴールキックも決まり14-0とリードを拡げます。
このTRYで一気に流れを掴んだHEATは、一人少ない状況ながら果敢に攻め、むかえた前半22分、キックカウンターからフェイズを重ね前進、最後は川添選手が強烈な突破で今日2本目のTRYを奪います。古屋選手のゴールキックも決まり、21-0とリードを拡げます。一人少ない時間帯、逆に2TRYを奪い確実にペースを掴みます。
そして前半32分、ゴール前ラインアウトのチャンスから確実にフェイズを重ね、最後は古屋選手が、相手のギャップを見逃さずTRYを奪います。ゴールキックも古屋選手が難なく決めて、前半を28-0の大量リードで折り返します。

後半に入り前半の大量リードで気が緩んだのか、今度は逆に後半2分、TRYを奪われてしまいます。ゴールキックも決まり28-7となります。
このTRYから一変して相手ペースとなってしまい、後半15分、18分、23分と連続でTRYを奪われ、後半残り15分を残し28-26と2点差まで詰め寄られてしまいます。
しかし、HEATも絶対に負けられないといった全員の勝ちへの意識が高く、気力を振り絞り反撃、後半30分にラックをターンオーバーするとFW/BK一体となってボールを繋ぎ、最後はレメキ選手がTRYを奪います。中田（裕）選手のゴールキックも決まり35-26とリードを拡げます。
ここからの残り10分、一進一退の攻防が続き、最後の3分間は相手の猛攻をHEATがゴール前で決死のディフェンスで絶え続けますが、後半40分にTRYを奪われ、ゴールキックも決まったところでノーサイド。
最終スコアは35-33、僅かではありますが、ゴールキック差の2点を守りきり、勝利する事が出来ました。
後半のゲームメイクに課題を残した試合となり、この明確な課題をしっかりと修正して行きます。今回の強化遠征で、4戦全勝出来た事は少なからずチームにとって成長の証、目標のトップリーグ昇格に向けて、これからも日々精進して行きますので、引き続きHonda HEATへの熱い応援を宜しくお願い致します。